2着【A:4人気】2番 レプランシュ 1:47.5
3着【B:2人気】3番 ロイカバード 1:47.5
4着【B-:5人気】8番 ノガロ 1:47.8
5着【映像なし:8人気】5番 オンザロックス 1:48.7
6着【映像なし:7人気】7番 モウカッテル 1:48.7
7着【B:3人気】4番 ロワアブソリュー 1:48.8
8着【C:9人気】1番 オウケンダイヤ 1:49.4
9着【C:6人気】6番 ウルトラバロック 1:51.2
A評価1頭、B+評価1頭。B+(断然の1番人気)→A(4番人気)→B(2番人気)の決着。唯一A評価したのが4番人気で、馬連は7倍ついたので、面目は保てた。ここまで2戦をノーステッキで楽勝してきたサトノダイヤモンドだが、2000メートルで2分3秒台の時計しか持っていない。付け入る隙があるとすればそこなのだろうと見て、追い切り動いたレプランシュからの馬券。馬連と3連複でほぼ元返しになった。
パドックで最も良く見えたのはサトノダイヤモンドだった。これはもう仕方がない。毛ヅヤはピカピカ、イレ込みも皆無。さっと周りを見回して、おれに勝てそうなやつはいないな、とばかりに耳をピンと立てる群れのボスである。2番人気のロイカバードは、イレ込みの発露であるヨダレと発汗が見られた。3番人気のロワアブソリューは気配がいまいち。期待のレプランシュは踏み込み良く可動域が広い。ただ、この馬については過去3戦のパドックを復習していたのだが、いつも同様に良く見えていたので、状態面はそれほど変わらないのかもしれない、とも認識できた。1戦1勝で情報の少ないウルトラバロックは、全く目立たなかった。この馬は新馬戦の勝ち時計から切った。
レースは、そろったスタートからオンザロックスがハナへ。ロワアブソリューが掛かって交わしてしまったが、武豊騎手が無理矢理控えた。ここで行ってしまっていたら、レースは変わったか。いややはりサトノダイヤモンドが勝っただろう。隊列は整い、サトノダイヤモンドは先頭から8馬身ほど離れた6番手。それを見るようにロイカバード、内からレプランシュ。1000メートルは59.7で通過。この段階でオンザロックスは3馬身離している。2番手集団には悪い展開ではない。直線。内回りコースを過ぎたあたりでロワアブソリューとノガロが並びかけ、オンザロックスはつかまる。外からサトノダイヤモンドが持ったまま抜けてきた。追ってロイカバード、その2馬身後ろでレプランシュが追い出しを開始。持ったままだったサトノダイヤモンドは、レースでは初めてとなるステッキをポンと一発入れられ、さらに差を広げた。3馬身半差の圧勝。2着にはゴール前でロイカバードをアタマ差交わしたレプランシュが入った。
勝ち時計の1:46.9は優秀。過去に46秒台を出した馬はおらず、2012年に勝ったワールドエースの1:47.0を上回った。2012年のレースとラップを比較して文句をつけることもできるのだが、そんな声を封印できるほど、この日のサトノダイヤモンドは強かった。クラシックへ向けて、有力な1頭だ。
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