日刊スポーツ賞シンザン記念の反省と全着順-2017年1月8日のレース

2017年1月18日水曜日

着順馬番馬名性齢斤量タイム評価人気
19キョウヘイ牡3561:37.6B-8
214タイセイスターリー牡3561:37.8A4
35ペルシアンナイト牡3561:37.8B+1
48トラスト牡3571:38.0B3
510マイスタイル牡3561:38.0B5
67アルアイン牡3561:38.4B+2
72ブレイヴバローズ牡3561:38.6-7
811エテレインミノル牡3561:39.1-11
93メイショウソウビ牡3561:39.9-9
1012ケンシン牡3561:40.1B+12
116ブラックランナー牡3561:40.4B13
1213イエローマジック牡3561:40.4B10
131ミルトプリンス牡3561:40.6-14
1415コウソクストレート牡3561:40.7B-6
154テイエムアニマンテ牡3561:42.1-15


総評
A評価1頭、B+評価3頭。映像のない馬が5頭も居た。しかし勝ったのは2頭のマイナス評価のうちの1頭、キョウヘイ。A評価タイセイスターリーは2着したものの、厳しい結果になってしまった。





パドック
タイセイスターリーは頭を下げてはいるものの気合い乗りが不足している印象だった。しかし馬体は群を抜いて良い。これから筋肉がついてくれば、もっといい馬になりそうだ。騎乗予定だった川田騎手がこの日、落馬負傷。心配でたまらない中、それでもA評価したこの馬を軸として信頼することにした。しかし、キョウヘイはパドックで見ても非力な印象で、印が回らなかった。
ポイント
キョウヘイは出遅れ最後方からの競馬。メイショウソウビが先頭に立つが、向こう正面で最内のコースを通らず、馬場の真ん中を行く。カーブは最内で入り、馬群は一団に。キョウヘイもようやく追いつき、最後方の内でカーブした。直線では先頭に4頭が並ぶ形になり、メイショウソウビが少し斜行したため、アルアインが大きな不利を受けた。粘る内の各馬を、後方から外を回したタイセイスターリーが交わす。しかし、そのタイセイスターリーが外によれて大きく開いたスペースをキョウヘイが突き、全頭をごぼう抜き。1着でゴールを駆け抜けた。3着には、直線入り口でのごちゃつきを直後でスルーし、スルスルと内に入れて脚を伸ばしたペルシアンナイトが入った。





分析
勝ち時計の1:37.6は、重馬場とはいえ強調できるものではない。キョウヘイの末脚は驚異的だったが、運も向いた。中団につけていれば直線入り口で危険な目に遭っていたかもしれず、通りたい進路をだれにも妨害されず、最後はタイセイスターリーが外によれ、大きくスペースが開いた。キョウヘイという馬名は、オーナーの知人の亡き息子の名。彼が生前最後に訪れたレースがシンザン記念だったそうだ。こういうドラマはあっていい。今後注目したいのは、アルアイン。致命的な不利を受けながら、再び脚を伸ばして6着まで盛り返した。パドックでは入れ込み気味だったが、レースではしっかりその能力を示してくれた。最後に、このレースでは、奇跡的にキョウヘイの走路が開いていく様子や、ペルシアンナイトに騎乗したデムーロ騎手の素晴らしい状況判断を見られるので、パトロールビデオをぜひ見てみてください。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2017/01/ShinzanKinen.html

                             

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