トヨタ賞中京記念の反省と全着順-2017年7月23日のレース

2017年7月26日水曜日

着順馬番馬名性齢斤量タイム評価人気
13ウインガニオン牡5571:33.2B-5
26グランシルク牡5561:33.6B2
315ブラックムーン牡5571:33.6B+1
48アスカビレン牝5541:33.9A4
510ダノンリバティ牡5561:34.0A3
613ムーンクレスト牡5551:34.1-16
79スーサンジョイ牡5571:34.1-14
81レッドレイヴン牡7571:34.2B15
916サンライズメジャー牡8571:34.3B11
107ワンアンドオンリー牡6581:34.3B7
1112トウショウピスト牡5541:34.4B-13
1214グァンチャーレ牡5551:34.4B+8
132ケントオー牡5561:34.4B-10
144ピンポン牡7531:34.5-12
155ピークトラム牡6561:34.6B9
1611マイネルアウラート牡6571:34.7B-6


総評
A評価2頭、B+評価2頭。高評価馬はグァンチャーレを除き、すべて掲示板には載ったのだが、すべて人気と同じかそれ以下の着順。あまり喜べない結果になった。





パドック
基本的にTwitterに書いたとおりで、抜けて良く見えた馬は居なかったが、さすがにグランシルクが強いのだろうなという印象だった。勝ったウインガニオンは頭を引き手にこすりつけるような仕草をするのだが、甘えというより気合いが変な方向に向いているような雰囲気で、良くは見えなかった。
ポイント
きれいなスタートからトウショウピストが先頭に。ウインガニオンが内ラチ沿いを2番手につける。グランシルクは中団で包まれる位置。ダノンリバティは後方から。ブラックムーンは最後方から。ウインガニオンは全くコースロスのない最内を逃げ、直線に入って抜け出す。残り200メートルで後続を大きく引き離し、快勝した。2着は外を追い込んだグランシルク。3着には空いた最内を差してきたブラックムーンが入った。





分析
勝ち時計の1:33.2は、まずまず。このレースがこの時期のマイル戦になってからは最速ではあるのだが、勝ったウインガニオンは最内の経済コースで、1頭だけに用意された荒れていない芝の上を完璧に逃げ切った。津村騎手の好判断と脚質のおかげと言える勝利で、単純に能力上位とは言いにくい結果になった。グランシルクはさすがに強いが、追い出しが少し遅れた。ただ、前が開くタイミングがもう少し早くても、届かなかったかもしれない。ダノンリバティは追い切り動き、パドックでも良く見せていたのだが、今回控えたのはなぜなのか。と見てみると、松若騎手はスタート後に軽く手を動かしてポジションを取りに行こうとしている。前半3Fは12.4 - 11.1 - 11.2のラップで、そこまで速くはない。不可解な敗戦になった。上がり3Fの最速はブラックムーン。これは最内を伸びたもので、割引は必要。次点はグランシルクではなくワンアンドオンリーだった。ワンアンドオンリーは、まだ終わっていないと信じたい。

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2017/07/ChukyoKinenW.html

※以下、他サイトに提供した記事を再掲します。

■評価一覧

水曜の栗東坂路はコンディションが悪かったのですが、その中でも良い動きを見せてくれた馬が何頭かいました。穴で注目のピンポンは残念ながら木曜追いのようです。

■人気馬の追い切り

グランシルクとブラックムーンのどちらが1番人気になるのか読みにくいのですが、人気は2頭が抜けそうです。評価はグランシルクがB、ブラックムーンがB+でした。

グランシルクは、NHKマイルCで1番人気になった実力馬。その後の降級はすぐにクリアしてオープンに返り咲きましたが、わずかに勝てないレースが続いています。7着に負けた阪神Cでも着差は1馬身半。すべてのレースで上がり3Fはトップ3に入っています。ただ、今回の追い切りはそれほど良く見えず、能力は確かですが状態は若干下降と見ています。
一方のブラックムーンは良く見えました。前脚の動きが一定でなく、若干肩関節の動きはぎこちない完歩は見られましたが、動きそのものはやわらかです。カーブをゆったりと入り、終いをしっかり動かす内容も良く、平行移動するような走りをできています。年明けの重賞2戦は案外でしたが、しっかり休養を取って立て直し、米子Sでは好タイムで優勝。好調キープでこのレースを迎えられました。





■穴馬ピックアップ

A評価はアスカビレンとダノンリバティ、B+評価はグァンチャーレ。これら3頭の中で最も人気しなさそうなのはアスカビレンでしょう。しかし動きは絶好です。この馬を取り上げます。


アスカビレン 54.0 【A】
栗東坂路単走。前脚と後脚が同一ライン上にある。前脚を大きく使って前膝から繋をきれいに連動させ、しっかりと地面を蹴れている。推進力は前へ。発汗は目立つが度外視してA評価する。


アスカビレンは、馬がどんどん良くなってきています。昨年の府中牝馬S(4着)の追い切りでは、後脚が非力な印象でした。当時から前さばきはやわらかだったのですが、体がまっすぐに向いていませんでした。その後トモにもパワーがついてきて、前走のヴィクトリアマイルではB+評価しました。

今回はA評価。前脚はやわらかさより力強さを感じられる動きになり、地面をしっかりとつかんで美しい回転で蹴れています。後脚は前脚に比べるとそこまで特筆する動きではありませんが、まっすぐ後ろに蹴れており、推進力が上に逃げません。前後のバランスは良く、きれいに前へと進めています。

ここまでの成績は、6.0.0.13。54キロのハンデは牝馬にしては背負わされたかもしれませんが、パドックでしっかり歩けていれば軸に狙ってみたい穴馬です。

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