東京優駿(日本ダービー)の反省と全着順-2017年5月28日のレース

2017年5月31日水曜日

着順馬番馬名性齢斤量タイム評価人気
112レイデオロ牡3572:26.9B2
24スワーヴリチャード牡3572:27.0B3
318アドミラブル牡3572:27.2A1
43マイスタイル牡3572:27.2A14
57アルアイン牡3572:27.2B+4
61ダンビュライト牡3572:27.3B+7
711ペルシアンナイト牡3572:27.4B+6
88トラスト牡3572:27.5B16
910ベストアプローチ牡3572:27.6A11
106サトノアーサー牡3572:27.6B5
1113カデナ牡3572:27.7B-8
1216キョウヘイ牡3572:27.8B-15
135クリンチャー牡3572:28.1B-9
1415ダイワキャグニー牡3572:28.1B-10
1517ウインブライト牡3572:28.4B12
169マイネルスフェーン牡3572:28.5B17
172アメリカズカップ牡3572:28.5C13
1814ジョーストリクトリ牡3572:28.9B-18


総評
A評価3頭、B+評価3頭。1週前にサトノアーサーをB+評価しており、7頭がプラス評価になった。中でも注目は2週連続A評価の穴馬マイスタイル。がんばったが4着に敗れた。





パドック
さすがにみなさん良く見えた。パドックではっきりダメと切ってしまえる人気サイドはいない。サトノアーサーが小さく見えたくらいだ。たとえばレイデオロは最後尾を歩きながら入れ込みきつかったが、発汗はそこまでひどくなく、馬体は目立った。馬体が最も良かったのはアドミラブル。入れ込みは見られたが、馬体とやわらかさは目立っていた。次点はペルシアンナイトで、外をスイスイと歩いていた。

ポイント
そろったスタートからマイスタイルが軽く気合いをつけて先頭に。アルアインが楽に2番手ポジションを取ったが控え、トラストが2番手に上がる。アドミラブルは後方2番手の外。その目の前でレイデオロが後方5番手。アルアインは前から3頭目の外。その内にダンビュライト。スワーヴリチャードは中団の最内を行く。向こう正面でレイデオロがすっと上がって2番手へ。ペルシアンナイトも連れて上がる。アドミラブルは上がりかけたが控えた。これが命取りになる。4コーナー手前でレイデオロはいつでも前を交わせる位置に。ペルシアンナイトがそれをしっかりマーク。スワーヴリチャードはここで外に出し、虎視眈々と先頭を伺う。アドミラブルは外に出したが、出し方が足りず、直線に入ってすぐの位置で前が塞がれる不利。最内でマイスタイルが粘る。馬場の真ん中に出したレイデオロがそれを追う。坂の頂上でスワーヴリチャードが並びかけてきたところで、レイデオロが再びスパート。アドミラブルはマイスタイルをわずかに交わし、3着だった。





分析
勝ち時計の2:26.9は、遅い。過去10年良馬場で開催された中では最も遅く、良馬場開催でこれより遅かったのは1995年タヤスツヨシの2:27.3まで遡ることになる。前半1000メートルが1:03.2という超スローでは仕方ない時計だろう。勝ったレイデオロは、ペースを読んで向こう正面でまくっていったルメール騎手の好判断にも助けられた。ペルシアンナイトの戸崎騎手も、馬の能力を引き出した。一方、デムーロ騎手は「外を回すことを嫌って控えた」とのコメントを出したが、そもそも青葉賞では3コーナーから大外を回して圧勝している。今回は1~2コーナーでも外を回したとはいえ、その時点で最後方に控えることもできた。前走同様のレースをしていれば勝てていたはずで、名手もこの舞台では馬を信じた騎乗ができなかった。音無師も不満のコメントを出しており、乗り替わりがあるかもしれない。2週連続A評価のマイスタイルは4着にがんばった。パドックでも良く見せていた。順調に夏を過ごし、秋には成長した姿を見せてほしい。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2017/05/Derby.html

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