ラジオNIKKEI賞の反省と全着順-2016年7月3日のレース

2016年7月5日火曜日

1着【B:1人気】1番 ゼーヴィント 1:47.0
2着【B+:9人気】6番 ダイワドレッサー 1:47.2
3着【B-:5人気】15番 アーバンキッド 1:47.2
4着【B+:3人気】3番 アップクォーク 1:47.3
5着【B+:2人気】16番 ブラックスピネル 1:47.3
6着【B-:6人気】4番 ジョルジュサンク 1:47.3
7着【B:8人気】10番 ナイトオブナイツ 1:47.5
8着【B+:10人気】7番 ミライヘノツバサ 1:47.5
9着【B:4人気】12番 ロードヴァンドール 1:47.6
10着【B-:7人気】5番 ストーミーシー 1:47.6
11着【A:11人気】13番 ピックミータッチ 1:47.6
12着【B:16人気】2番 キングハート 1:47.7
13着【B:12人気】8番 トモトモリバー 1:47.9
14着【B:15人気】14番 カネノイロ 1:48.2
15着【B-:13人気】11番 ミエノドリーマー 1:48.6
16着【B:14人気】9番 カープストリーマー 1:51.6

A評価1頭、B+評価4頭。マイナス評価が馬券対象になった上に、A評価ピックミータッチは出遅れて11着。B→B+→B-で決まってしまった。個人的に注目していたのはゼーヴィント。プリンシパルSの3着馬である。新聞には「メンバーのそろった前走を~」といった表現が出ており、この馬が勝てば相対的にアジュールローズの能力が認められることになる。54キロの斤量も恵まれた方で、どんな走りをするのか楽しみにしていた。



パドック。そのゼーヴィントはかなりうるさい。パワフルさを感じる好馬体ではあるものの、2人引きでここまでうるさい馬は買いにくい。ミライヘノツバサもうるさい。ブラックスピネルは舌を出している。期待していたピックミータッチは尾を振っている。アーバンキッドは白い汗が飛節まで垂れている。パドックで良く見える馬はいなかった。可もなく不可もないミエノドリーマーがましに見えるほど。気になったのはロードヴァンドール。動きのバランスは良いものの、筋肉量が不足しているように映った。追い切りでも幼い面を見せていた。この馬は5月生まれ。これから順調に成長すれば、強くなるかもしれない。

レース。カープストリーマーは立ち上がったところでゲートが開く不運。ブラックスピネルとピックミータッチも出遅れた。アップクォークは行き脚つかず。ダイワドレッサーが先手を伺い、きれいに折り合って2番手へ。ジョルジュサンクがハナに立った。隊列は整ったように見えたが、2コーナーあたりで外を回してミエノドリーマーが先頭へ。後続を1馬身半リードして逃げを打つ。ゼーヴィントは馬群の中。ブラックスピネルは後方2番手、最後方にピックミータッチ。前半1000メートルは59.6。3コーナーを過ぎたあたりでミエノドリーマーが徐々に遅れだす。何とか4コーナーまで脚色は保ったがそこまで。直線を向くと、再びジョルジュサンクが前へ出る。ダイワドレッサーがずぶずぶ伸びて並びかける。この2頭で決まりそうな流れだったが、きれいに前が開いたところを、ゼーヴィントが1頭別次元の脚で伸びてきた。外からブラックスピネルあたりも伸び、2番手は横並び。なんとかダイワドレッサーが2着を確保した。

勝ち時計の1:47.0は、及第点を何とかクリアしたレベル。前年アンビシャスの1:46.4、2014年ウインマーレライの1:45.9を大きく下回った一方、過去10年でちょうど真ん中のタイムだ。2~6着は接戦。ブラックスピネルは出遅れと57キロのトップハンデがこたえたか。上がり3Fは最速だ。ただ、「同一斤量で出遅れがなければ、ゼーヴィントに勝てた」と軽々しく言えないほど、最後のゼーヴィントの脚は際立っていた。四肢の可動域が広いわけではないのだが、軽快にぐんぐんと加速する。トップスピードに乗ってからの伸びがすばらしい。前年の覇者アンビシャスは、トップハンデで後続を3馬身半離して勝ち、その後大きく成長を遂げた。そして、ゼーヴィントにも同様の成長が訪れる可能性がある。最後の切れ味の鋭さは、明らかに群を抜いていた。不利さえなければ、このメンバーで何度レースをやっても勝つだろう。ブラックスピネルやアーバンキッドと同斤量での再戦を見てみたい。

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http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/07/RadioNikkeiSho.html

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