天皇賞・春の反省と全着順-2016年5月1日のレース

2016年5月3日火曜日

1着【B-:2人気】1番 キタサンブラック 3:15.3
2着【C:13人気】3番 カレンミロティック 3:15.3
3着【B+:3人気】8番 シュヴァルグラン 3:15.5
4着【B:10人気】11番 タンタアレグリア 3:15.6
5着【B:7人気】9番 トーホウジャッカル 3:15.6
6着【B:6人気】10番 アルバート 3:15.8
7着【B-:16人気】7番 ファタモルガーナ 3:15.8
8着【B:4人気】5番 フェイムゲーム 3:15.8
9着【B+:11人気】6番 アドマイヤデウス 3:15.9
10着【B:8人気】18番 レーヴミストラル 3:16.0
11着【A:12人気】14番 サトノノブレス 3:16.0
12着【B:1人気】17番 ゴールドアクター 3:16.1
13着【B:9人気】2番 トゥインクル 3:17.1
14着【B-:15人気】16番 ファントムライト 3:17.7
15着【A:5人気】15番 サウンズオブアース 3:18.5
16着【B-:18人気】13番 マイネルメダリスト 3:18.5
17着【C:17人気】12番 ヤマニンボワラクテ 3:18.8
18着【C:14人気】4番 トーセンレーヴ 3:19.4

A評価2頭、B+評価2頭。1週前追いはA評価1頭、B+評価4頭で、2週を合わせると18頭中7頭をプラス評価したことになる。馬券対象に入ったのは2週連続B+評価のシュヴァルグランのみ。しかしこの馬はパドックで切ってしまっていた。ここまできれいに外れると、逆に清々しい気分になってしまう。



パドックは淀で観戦。すさまじい人だったが、3Fの京藤さんで時間外れの昼飯を食べながら、のんびり眺めることができた。この定食屋さんは、接客してくれるスタッフのみなさんが気分良く、おすすめです。さて、さすがに各馬良く見えるパドック。人気サイドで切った馬が2頭。ゴールドアクターとシュヴァルグランだ。ゴールドアクターは、ひどい発汗で大暴れ。発汗はいつもどおりで、暴れるのもいつもどおりなのだが、それにしてもひどい。長距離戦や障害戦で、こういう馬は来てはならない。強さは認めても、美学に合わないので、さすがに切ることにした。正解だった。シュヴァルグランも同じ理由。後半に落ち着いたとはいえ、前半は相当にうるさかった。3着に来てしまった。一方、良く見えたのはアルバートとフェイムゲーム。アルバートは外を回ってしっかりした歩様。馬体にもボリューム感があり、極めて良く映った。フェイムゲームも外を回って安定感がある。カレンミロティックは踏み込み良く、印象は悪くなかったのだが、お腹のあたりが太めに映った。キタサンブラックは、いつも抜群に良くは見えない馬で、今回もいつもどおりだった。川田騎手のレーヴミストラルは、後脚の可動域が狭く、良くは映らなかった。サウンズオブアースも、良いときは抜群に良く見えるのだが、ここのところ目立たないパドックが続いている。

場内は、指定席が取れないとここまで悲惨なことになるのか、と呆然とするほどの混み具合。人混みは嫌いなのでレースはシグネットホールで観戦することにした。こんなことなら家で見ておいてもよかったのだが、パドックをゆっくり眺めるために競馬場に行くわけで、その目的は果たした。

レース。きれいにそろったスタートから、するするとキタサンブラックがハナへ。サウンズオブアースはポンと出て好位で控える。レーヴミストラルは最後方につけ、経済コースへ。ヤマニンボワラクテが2番手。カレンミロティックはキタサンブラックの直後につけた。馬群は前が固まり、ゴールドアクターは外を回る。悲惨な展開だが、なぜかマイネルメダリストとトーホウジャッカルがゴールドアクターより外を回っている。1周目のスタンド前。隊列は変わらず、レーヴミストラルは離れた最後方で最内の経済コース。これしかない乗り方で、さすがは川田騎手である。トゥインクルはその4馬身ほど前で隊列の最後尾につけたが最内を通っていない。前半1000メートルは1:01.8。1コーナーから2コーナー。ここでもゴールドアクターは外を回らされる。トゥインクルがここで動く。カーブで外を回って追い上げるとコースロスが大きい。アルバートは内に潜り込んではいるが、動きにくいポジションになった。向こう正面で馬群は詰まってくる。キタサンブラックは自分のペースをキープしてまだ先頭。4コーナーのカーブを曲がって直線。ゴールドアクターは3番手まで押し上げてきた。逃げるキタサンブラック、カレンミロティックとゴールドアクター、間に2頭分ほど開けてトーホウジャッカルが迫る。間隙を狙うのはアドマイヤデウス。残り200メートル。ゴールドアクターはここで後退。アドマイヤデウスも伸びない。間を割ってシュヴァルグランが伸びる。大外をフェイムゲーム。しかし抜けたのはキタサンブラックとカレンミロティック。カレンミロティックが一瞬前に出たが、キタサンブラックが差し返してゴール。後続は離れ、シュヴァルグランが3着に入った。



勝ち時計の3:15.3は、2006年以降の良馬場では、2010年にジャガーメイルが勝った3:15.7に次いで遅い。このあたりがキタサンブラックがいくら好走しても1番人気に支持されない理由なのかもしれない。とはいえ、勝負根性はとんでもない馬だ。映像を見れば、明らかにカレンミロティックに交わされているのだが、それをきちんと差し返している。ラップは、道中に11秒台が1度しかなく、テンの13.0を除くと12秒台が続く。後半も12.5~12.7のペースで坂を上り、ラスト800メートルで11秒台中盤のタイムへとペースアップ、ラスト1Fは11.9というものだった。スローのヨーイドンだが、スタートからゴールまでの遠いヨーイドン。一瞬の切れ味を身上とする馬にとっても、外を回されて体力を消耗した馬にも厳しい展開。もちろんペースアップの地点で前にいた方が有利だが、力は問われる流れだ。そう考えると、終始外を回って5着に入ったトーホウジャッカルは、かなり能力が高いと見ていいだろう。13着以下は大きく離れたが、展開と枠順次第で12着以内の馬にはチャンスがあったと考えられる。なお、上がり最速は4着のタンタアレグリアで、34.3だった。

今回はあまり良い写真を撮れなかった。パドックはこのとおりの人混み。
ゴールドアクターの後半はこんな感じ。さすがにこれでは……。

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http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2016/04/TennoShoS.html

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