ターコイズステークスの反省と全着順-2015年12月19日のレース

2015年12月19日土曜日

1着【C:11人気】16番 シングウィズジョイ 1:35.7
2着【映像なし:16人気】9番 ダンスアミーガ 1:35.9
3着【B:15人気】14番 オツウ 1:35.9
4着【B-:4人気】10番 レッドセシリア 1:36.0
5着【B-:14人気】11番 ペルフィカ 1:36.0
6着【A:2人気】6番 ディープジュエリー 1:36.1
7着【B:3人気】3番 ノボリディアーナ 1:36.1
8着【B+:1人気】12番 カフェブリリアント 1:36.1
9着【B-:6人気】2番 アルマディヴァン 1:36.2
10着【B:12人気】15番 カレンケカリーナ 1:36.2
11着【B+:13人気】1番 ゴールデンナンバー 1:36.2
12着【B-:10人気】5番 メイショウスザンナ 1:36.3
13着【B:5人気】7番 キャットコイン 1:36.3
14着【A:9人気】4番 ノットフォーマル 1:36.3
15着【B:7人気】13番 レッドリヴェール 1:36.7
16着【B+:8人気】8番 アイライン 1:36.9

A評価2頭、B+評価3頭。一方、映像なしが1頭。C評価は1頭だけ。そのC評価したシングウィズジョイが勝ち、2着に映像のなかったダンスアミーガが入ってしまった。こうなるとどうしようもない。評価は人気を気にせずつけるので、変なところにAやCを打ったりもするのだが、今回のシングウィズジョイは予想家の皆様も良く見えなかったようで馬連5万4,690円の大荒れになった。なお、日刊ゲンダイに掲載されたシングウィズジョイの田代調教助手のコメントを一部引用すると、「やれば時計はでるけど、今週はセーブ気味に。仕上がりはいいですよ」とのことであった。



ようやく本格的な冬に入ったようで、パドックは寒かった。心なしか、動きが縮こまっている馬も多いように感じた。そんな中で、最も良く見えたのは、アイラインだった。脚取りがやわらかく、ゆったりとした雰囲気。体も体重以上に大きく映る。結果は最下位だったが、これは大きな不利を受けてのもの。不利がなければ掲示板くらいはあったかもしれない。映像なしのダンスアミーガは、その後ろを歩いていて、なかなかの好気配。好みだったが、拾えなかった。最後尾を歩く買いサインはキャットコイン。しかし、買いサインが点灯するのは、大外の馬に続いて歩いているケースのみ。今回は大きく離れて1番ゴールデンナンバーの目の前をよたよた歩いていたのでとても買えない。追い切りが良かった馬では、ノボリディアーナがバランス良く歩けていた。一方、ゴールデンアイは毛ヅヤが良くないことが気になった。本馬場入場。ここでB+評価のカフェブリリアントがひどかった。後脚をきちんと使わず、上下に跳ぶ。騎手を酔わせようとするような返し馬だった。

レース。スタートはきれいで出遅れはなし。行きたがる馬がおらず、ゆったりとオツウが先頭に。石川騎手の好判断である。外からシングウィズジョイが来るが、競りかけてはこない。その後ろにダンスアミーガ。石川騎手が信用できる若手であることは周知されてきているが、このレースでは見事だった。決してペースを上げず、逃げながら脚をためるという離れ業。超スローの展開に持ち込んでみせた。3コーナーから4コーナーにかけて、中団に居たカフェブリリアントが外を回して押し上げてきた。このスロー展開でコースロスしながら脚を使うと、悲惨な目に遭うのである。前に居る馬たちは、みんな脚をためているのだ。案の定シングウィズジョイが抜け出しても、交わされたオツウの脚色は衰えない。外で脚を無駄遣いしたカフェブリリアントは伸びない。ダンスアミーガは、オツウをぎりぎりとらえて2着が精一杯。途中で少し控え、2頭ほどを先に行かせたのが響いた形だ。後ろから2番人気で調教も良かったディープジュエリーが上がり3F33.9の脚で伸びてきたが、前に居る馬のラップで最後の3Fは12.0、11.1、11.5の34.6。これでは届かない。6着までだった。

勝ち時計は1:35.7。牝馬限定のハンデ戦とはいえ、古馬のオープン。勝ち馬の斤量は53キロ。しかも良馬場。ありえないタイムだ。この日は、9レースに同じ芝1600メートル戦が組まれていた。2歳限定のひいらぎ賞(500万下)である。勝ったドーヴァーは55キロを背負って1:34.1だった。なお、このレースの牝馬最先着となったレッドシルヴィ(54キロ)は1:34.6(4着)。このレースに出ていた牝馬は、すべて54キロを背負って、1:35.7より速い時計をマークした。同条件のオープン特別として開催された過去9年で、最も遅い勝ち時計は2008年ザレマの1:34.7だった。このレースは、石川騎手の好判断が生み出した謎のレース。なかったものとして忘れた方が良さそうだ。


評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2015/12/TurquoiseStakes.html



2人引きのシングウィズジョイ。パドックはそこまで悪くなかった。

ダンスアミーガ。追い切り映像はなかったが、好気配。

オツウ。パドックはごくふつう。目立ちはしなかった。

外を回るアイラインは、最も良く見えた。直線で不利がなければ掲示板はあったか。

おまけ。キャットコイン。この気配のなさは、写真で伝わるだろうか。復活してほしいのだが。




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