【水曜追い速報】東京新聞杯、きさらぎ賞-2015年2月4日

2015年2月5日木曜日

■東京新聞杯

アルフレード
【C】W併せ。外ラチ沿いの外で相手とほぼ同入。大外を回ったのでタイム以上ではあるが、スピードに乗り切れていない印象。動きも重い。

アンコイルド
【B-】坂路併せ。道中何度もステッキを入れ、一杯に追ったが馬なりの相手を抜けず、クビ差程度遅れた。さらに、関係のない隣の馬にも抜かれた。体の使い方は悪くなく、タイムもいいが。

ヴァンセンヌ
【B+】坂路単走。舌をペロペロ出しながらではあるが、首を上手に使ってラチと平行にまっすぐ駆け上がってきた。脚元のバランスが良く、走り方は美しい。

エキストラエンド
【A】CWで3頭併せの中。じっくりと脚をため、1馬身前を行かせた2頭の中に潜り込み、外とアタマ差、中とクビ差先着。ゴールしてからは外の馬と激しく競り合い、さらに伸びた。

サトノギャラント
【A】Wで3頭併せの中だが内の馬が遅れたので実質併せ。クビ差先着した。じっと手綱を押さえたカーブから、直線に入って鞍上が少し気合をつけただけで伸び、ゴールを過ぎて数秒後にステッキを一発。さらに追った。動きは見づらい角度だったが、これで絞れたか。

シャイニープリンス
【B】W併せ。終始内の相手をリードし、最後はアタマ差残した。クビで均等なリズムを刻み、前脚後脚の可動域も広い。もう少し頭が低ければ、もっと美しいフォームになったはず。

タガノグランパ
【A】CW単走。まともに追ったのは最後の1Fか2Fだけなので全体のタイムは気にしなくて良い。追われるまで適当に走っていたが、鞍上がステッキを抜いただけでフォームが変わった。いつも良く見せてくれるのを差し引いたとしても、今回の反応は秀逸。

ダノンヨーヨー
【C】坂路併せ。首がずっと右を向いており、そのせいで前脚が出てこない。最後は脚をなくし、相手の鞍上から振り返られる始末。

ハノハノ
【B+】坂路単走。首を上手に使って前脚後脚を連動させ、まっすぐに坂を駆け上がるというお手本のような坂路調教。毛ヅヤもピカピカだ。追われてから頭が高くなった点だけマイナス。距離が持つかどうかはわからないが、追い切り内容は評価できる。

フェスティヴタロー
【B+】ダート単走。カーブでは首の動きと脚の動きに若干のズレを感じたが、直線に入ると修正してダイナミックな動きを見せ、ゴールを過ぎてからも伸びた。前脚後脚共に可動域は広い。馬体は太く映るので、これで絞れれば単騎逃げで穴を出せるか。

フルーキー
【B-】CW3頭併せの外。内から半馬身、中からクビ差遅れた。中の芦毛は大きな馬で、その馬がダイナミックに動いたのと比較すると華奢に映る。動きにも特筆すべき強調点はない。

フレイムヘイロー
【B-】坂路併せ。併走馬が相手にならず、実質単走になった。ただ、この馬の後脚から力強さを感じられず、前脚の可動域も狭い。しっかりと地面を蹴って動けていない印象を受ける。

マイネルホウオウ
【B+】坂路単走。ラチと並行に、まっすぐ、しかも均等なペースで駆けた。首を上手に使い、前脚後脚共にやわらかい。馬の気分の向くままに走らせていたとはいえ、お手本のような坂路調教だ。

マイネルメリエンダ
【B】坂路単走。カーブから勢い良く直線に入り、そのまま走り切った。頭は高く首はそれほど使えていないが、脚元の力強さはある。

メイショウヤタロウ
【C】CW単走。ラチ沿いで鞍上はかなり手を動かして追ったが、それほど伸びず。首の上下運動に前脚がついてこず、後脚も弱い。ゴールまでは何とか動かしたが、過ぎてすぐに失速した。

リルダヴァル
【B】坂路単走。内にいたのが急に外ラチ側に斜行し、その後はまっすぐに走った。動きそのものは力強く、前脚の掻き込みは良いが、後脚の動きを見ると飛節が硬く、繋のやわらかさもない。




■きさらぎ賞

アッシュゴールド
【B-】坂路併せ。1馬身先着したが、頭は高く、首を美しく上下に使えていない。坂路なのに素軽い印象。

エメラルヒマワリ
【C】坂路単走。懸命に走っている姿は応援したくなるし、脚の運び方も問題ない。ただ、脚の細さを含め、全身の華奢さを見ると、坂路を走らせるだけでかわいそうになる。

グリュイエール
【B】CW併せ。馬なりのまま大跳びで悠然と駆け、1馬身先着したが、ゴールを過ぎてすぐゆるめた。追い切りは軽め。体は胴長で長距離が合いそう。ただ、こういう形は走らないディープインパクト産駒の典型例でもある。

ネオスターダム
【C】坂路併せなのか単走なのか。相手が伸びすぎて置いてけぼりを食らった。最後は脚色を失い、鞍上がどれだけ追っても動かず。

ポルトドートウィユ
【B+】坂路併せ。前半頭が右を向いていたのが気になったが、脚元は力強い。馬体を近づけると右にいた相手がひるみ、相手が少し離れるやいなや、顔をしっかりと前に向け、一気にスパート。すると全身を連動させて伸び、2~3馬身ちぎった。前膝のやわらかさがいい。勝負根性もかなりのものだ。

ムーンクレスト
【B】CW3頭併せの中。1頭だけ頭を低く保ち、見事に突き抜けた瞬発力を評価できる一方、ゴール寸前から流したのはマイナス。動きそのものを見ると、関節のやわらかさがいい。現状は力強さと可動域がまだ足りないのでBにするが、この馬は成長しそう。

ルージュバック
【A+】W併せ。首の美しい上下動から全身を連動させる弾むような走り、前脚後脚の広い可動域、すべての関節のやわらかさ。併走馬の記憶が消えるほどの存在感を見せ、ゴールを過ぎてからもさらに伸びた。とんでもない馬だ。

レガッタ
【B-】坂路単走。頭が高く、前脚の使い方はぎこちないが、後脚の推進力がそれなりにあるためそこそこのタイムは出してきた。

※全馬の追い切り診断は、金曜にアップする予定です。
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/

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